炭水化物ダイエット(低炭水化物ダイエット)というダイエット法が最近良く聞かれ、実践者は2000万人を超えるといわれています。では、この炭水化物ダイエットとはどのようなダイエットなのでしょうか?
間単に言いますと、炭水化物ダイエットはお米やパンなどの炭水化物を絶ち、インシュリン分泌を抑制し血糖値上昇を抑えることで、貯蓄された皮下脂肪を消費させていくダイエットです。
しかし、炭水化物はごはん・パン・麺類・芋類・糖類等に多く含まれ、人間が身体を維持するために不可欠なエネルギー源であり、脳にも欠かせない大切な栄養素のひとつなのです。ですから、炭水化物抜きダイエットをしていくと、様々な体調不良を引き起こしたり、集中力の低下や無気力・頭痛な
どが起きやすく、長期的に行うことは危険なダイエット法といえましょう。
低炭水化物ダイエットとは、こうした危険性を考慮して、低炭水化物を絶つのではなく「減らす」ことでより自然にダイエットする方法ですが、やはり体に無理をかける方法には違いありません。
やはり、バランスが良い食事を取りながら行なう穏やかなダイエットの方が、ごはん・パン・麺類・芋類・糖類等を好む我々日本人には向いているのではないでしょうか。
炭水化物ダイエット(低炭水化物ダイエット)とは何か?
低インシュリンダイエットと低炭水化物ダイエット
血糖値を、食べる食品によってコントロールするダイエットに、「低インシュリンダイエット」というものがあります。炭水化物ダイエットもインシュリン抑制をねらうものですが、このインシュリンとは何なのでしょう?
インシュリンは、すい臓から分泌されるホルモンで、ぜい肉の元である脂肪細胞、この脂肪細胞の肥大化(脂肪の蓄積)の原因とよくいわれています。
実はインシュリンは、大量に分泌されると脂肪を蓄える働きをする体内ホルモンの一つで、炭水化物の摂取で多く分泌されます。このインシュリンの過剰分泌は、炭水化物等の過剰摂取から起きる血糖値の急上昇が原因です。
逆に、血糖値がゆるやかになれば、インシュリンの過剰分泌も抑えられ、血糖が血液や肝臓、筋肉に分け与えられるので、脂肪細胞が肥大化し贅肉となることはありません。
つまり、炭水化物それ自体で太るのではなく、過剰な摂取でインシュリンが大量に分泌されて脂肪が増えるというわけです。
そこで、血糖値を、食べる食品によってコントロールするダイエットを、「低インシュリンダイエット」といいます。炭水化物抜きのダイエットメニュー・レシピでインシュリンの分泌を制限し脂肪蓄積を抑えようという炭水化物ダイエット(低炭水化物ダイエット)も、この「低インシュリンダイエット」に近い方法といえましょう。
低炭水化物ダイエットの効果はあるの?
低炭水化物ダイエットは、ごはん・パン・麺類・芋類・糖類等の炭水化物を摂らなければ、肉・魚・野菜・海草などをある程度の量を食べ手もかまわないので、単なる減食ではないため続けられて減量もできるようです。
3ヶ月で5~10kgのダイエットに成功する方が多いのですが、やめるとリバウンドすることが多いのが?な点ですね。蛋白質と脂肪を十分摂取するアトキンス式の低炭水化物ダイエットなら、20キロ以上痩せることも可能でしょう。
この炭水化物抜きダイエットで失敗する原因のほとんどが、お米やパンを食せないことからくる空腹感とストレスで、腸の長い日本人ゆえの便秘も挫折の一因となっています、コレを補う上で食物繊維を多く含む野菜や海草を食べることが必要ですが、やはり便秘がちになる方が多いようです。
ごはん好きの我々日本人にとって一日中炭水化物なしというのはつらいので、最初は、夜食時にご飯や麺類を抜くことから始めるといいでしょうね。夜に太る体の仕組み空考えても、これだけでも効果はあります。そして、慣れてきたら、朝食・昼食のご飯を減らしていけばいいでしょう。
炭水化物ダイエットの危険性とは
炭水化物ダイエットはごはん・パン・麺類・芋類・糖類等を絶ち。貯蓄された皮下脂肪を消費させるダイエットです。
しかし、お米やパンを一切食べないという極端に炭水化物を抜くダイエットは、生活習慣病の原因となってしまう危険性があるのです!
アメリカでは、アトキンスダイエットという炭水化物をカットして脂質や高タンパク質中心の食生活にする低炭水化物ダイエットの方法があり、数多くの成功例もあがっているようです。この炭水化物抜きダイエットは、インシュリンの分泌抑制し血糖値上昇を抑え、脂肪蓄積を抑える効果があるとされています。(このアトキンスダイエットは糖尿病食のアレンジとも言われています。)
確かに炭水化物を取らないアトキンスダイエットには、糖質をカットする効果があり肥満抑制効果はあるようですが、実はこの糖質は脳になくてはならない大事な栄養素のひとつなので、アトキンスダイエットにより糖質をカットすることで、肝臓の疲弊や血液の酸性化をまねき、体の違和感や偏頭痛を訴える人もいます。しかも、炭水化物ダイエットによる反動で動物性食品を過敏に摂取するようになる傾向があり、かえって生活習慣病を招きやすくなるようです。
特に、日本人の場合は、腸が西欧人より長いため便秘のリスクも高めるうえ、お米や麺類などを好んで食す傾向があるので。炭水化物抜きのダイエットは実行がなかなか困難です。アトキンスダイエットは肉食中心のアメリカ人向きの方法といえましょう。
これらのことから、低炭水化物ダイエットは短期に体重を落とすには確かに効果的ですが、後々の健康面の事を考えるとリスクが高い方法といえます。長期的にみれば、バランスが良い食事を取りながら行なう穏やかなダイエットの方が、我々日本人には向いているのではないのでしょうか。
カロリー計算できれば炭水化物ダイエットは不要?
無理に炭水化物だけを抜くダイエットをしなくても、実はきちんとメニューのカロリー計算をしていけば、自然にダイエットはできるものなのです。
日頃私達が口にしている「食べ物」には、それぞれカロリーと言う数値で測ることができます。カロリーとは、ラテン語で「熱」を意味する「Calor」が由来です。人間が活動するのには、最低限必要な熱量があり、その限度を超えたものが体内に蓄積されることになります。その蓄積量が一定量よりも多くなると脂肪になります。これが太る原因になっているのです。
つまり、炭水化物をとったから太るというのは誤解なのです。あくまでも一日にとった食事の総カロリーが、一日の活動で消費された熱量より多ければ、その分蓄積されて脂肪になる(太る!)というだけなのです。
自分の最低限必要な一日分のカロリー計算をしっかりとしながらダイエットを実行すれば、健康的なプロポーションを手に入れることができます。では、カロリーの計算なんて一体どのようにすればよいのでしょうか?
これは、それ程難しく考える必要はありません。大体でいいのです。食事の度に、時間とカロリーをメモしておくのです。そうすると、ご自身の「食生活」がみえてくるはずです。一日3食お肉だったら?それは、太るに決まっていますし、身体にも良くありません。カロリー計算を毎日すれば、自分の食生活にいつも気をつけることができます。そんな身近なところからダイエットははじまるのです。
もしちょっと食べ過ぎてしまった場合は、カロリーオーバーした分だけ次の食事で調整すればいいのです。ダイエットを成功させることの第一歩は、カロリー(熱量)の量をきちんと記録し把握することなのです。摂ったカロリーを表に書いて記録し、毎日の体重もあわせて記入していくと実に効果的ですよ。
このように栄養のバランスのいい食事を取り、必要なカロリー以上に食事をとらなければ、炭水化物ダイエットという無理な方法でなくても、体重を減らせていけるのです。